知ってFXで大儲け?『資本』のこと

 

資本コストと負債コストの関係

会社というのは利益をもたらしてくれる一方で、そのためのコストも莫大なものです。
経営者であれば誰しもコストについて考えない日はないでしょう。一口にコストと言っても様々ですが、今回は「資本コスト」について考えてみたいと思います。

会社を設立するためには多額の資金が必要になります。そのための資金は自分で用意したり他人に出資してもらったり、融資をしてもらったりして用意します。
融資されたお金はいつかは利息をつけて返済しなければいけません。これを「負債コスト」と呼びます。融資だけではなく、社債の発行なども負債コストとなります。

一方で出資であれば返済する必要がありません。自分で出資したお金であれ、他人が出資したお金であれ出資金そのものは返済は不要です。
その代わり出資してくれた株主は会社の所有権の一部を持ちますので、出資比率に応じて経営に参加することが可能になります。
それでは出資にはコストがゼロなのかというとそんなことはありません。出資にもコストが発生して、それが「株主資本コスト」ということになります。
確かに出資金そのものは返済する必要はありませんが、出資者は見返りなしに出資してくれるわけではありません。株価の上昇や配当といったリターンを求めて出資しています。
こういった出資者に対するリターンが株主資本コストです。負債コストのように明確なコストではないのであまり重要視されてきませんでしたが、負債コストよりも負担が大きいということがわかり無視できない存在になっています。


この負債コストと株主資本コストの両方から導き出されるのが「資本コスト」になります。
加重平均で計算される「加重平均資本コスト(WACC)」という考え方を用いるのが一般的です。

もし加重平均資本コストが会社の利益率を上回ったとしたらどうなるでしょうか。出したお金に見合わない利益しか上がらないのであれば誰もお金は出したくありませんよね。
つまり加重平均資本コストが大きいということは、それだけ会社の価値が下がるのと同じということです。資金調達が難しくなってしまい、今後のビジネスにも影響を与えます。

それではどのように加重平均資本コストを下げるかですが、負債コストの割合を増やして逆に株主資本コストの割合を減らすという方法があります。
出資を募るよりも融資してもらった方がコストは小さいからですが、それは借金が増えるということですので、その点だけには注意が必要になります。

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