知ってFXで大儲け?『資本』のこと

 

「投下資本」とは?

今回ここで取り上げてみたいのは「投下資本」について。

投下資本とは、企業が事業展開・自社成長のために投じる資金のことです。

企業が事業を進めていくうえでは“お金”がかかります。
そこでどの企業も株主出資などからなる自己資本と銀行などで借りた他人資本を計画的に“投入”して事業展開を行っているのであり、このことを指して“資本を投下する”、またそのお金をさして「投下資本」と言うのです。

なお、この投下資本に関連した値として注目すべきものが「投下資本利益率」。

投下資本利益率(ROI=Return On Investment)は、投下した資本を企業がいったいどれだけ効果的に利用できたかを示す指標として企業・投資家の双方から注目されているものであり「経常利益÷投下資本×100」で算出することができます。

…つまりどういうこと? という方のため、もっとカンタンにしてみましょう。

例えば…何人かでお金を出し合って1つの機械を買ったとします。
その機械を使って、いったいどれだけの利益が出たのかを見るのが「投下資本利益率」。
機械の購入費を大きく上回るような利益が出れば資本の使い方が効果的であったということであり、反対に、高い機械を買っても得られた利益が少なければ資本の使い方が上手くなかったということ。
お金をかけた商品広告がどれだけの利益に結びついたかや、人材育成にかけた費用対効果、さらには投資資金が何年で回収できそうかを計算する際にも使われることがあります。

要するに「投下資本利益率」は、“いくら使って、いくら稼いだか”を示したもの。
企業が、調達したお金をどれだけ本業でうまく有効活用できたかを知るうえでの判断材料となるものなのです。

集めた資金を(何にいくら投入するかを賢く見極めて)上手に活用し、より良い結果(つまりは大きな利益)に結びつけられるかどうかは“企業の腕の見せどころ”! 
その手腕を数値で表したものが「投下資本利益率」ということです。

よって、ROIの値は高いほどGOOD!
効果的・戦略的にお金を使えていると判断できます。
ただ、ROIからでは細かな企業情報は掴めないため、これだけを頼りに投資判断をするのはオススメできません。この指標は参考程度に他の指標と併せてみていくといいでしょう。

なお最後に、このところ高いROIを企業側に求める投資家が増えており、それに伴いこれを“危険視”する声もまた増えていることについて軽く触れておきたいと思います。

なぜ高ROIを求める投資家の動きが“危険”なのかというと、それは、投資家たちの視線を気にしてROI値を意識しすぎた企業(経営者)が、“投資金額を抑えてリターンを出すこと(手っ取り早くROIを高めること)”ばかりに躍起になるあまり、新規事業の開拓や設備投資に対し極端に消極的になる恐れがあるため。そうなれば、将来の事業…ひいては企業そのものの競争力・発展性が損なわれかねないというわけです。
こうした指摘についても、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。

2016 All rights reserved at kapatiran.jp